TariTali経由でのXMのキャッシュバックがオートリベートの利用で90%にアップすることとなりました。
オートリベートによるキャッシュバックのメリット・デメリットを含め解説していきたいと思います。
オートリベートによるキャッシュバック率のアップ
オートリベートとはキャッシュバックの金額を自動的に顧客の取引口座に戻してくれるサービスです。
従来はXM ZERO口座で1ロット取引した場合のキャッシュバックは4ドルでしたが、これがオートリベートを利用することにより4.5ドルに引き上げられます。
オートリベートになりますとTariTali側の事務処理経費が節減されますので、その還元策かと思われます。
オートリベートのメリット
従来のキャッシュバック方式では、XMからTariTaliに支払われたリベートをいったんTariTali側でプールし、これを1月分まとめて顧客の指定銀行口座に振り込まれることになります。
オートリベートサービスを利用すると、TariTaliを介すことなく、直接XMから自分の取引口座に戻してもらうことができます。
キャッシュバック分が直接自分のトレード用口座に反映されますので、「キャッシュバック分だけ手数料が安くなる」のと同じような感覚で取引が可能です。
EAを使って「複利運用」している場合などに便利かと思います。
またXMからリベートが支払われるタイミングは週に1回ですので、TariTaliを介す場合(月に1回支払い)に比べて早く支払われる事となります。
オートリベートのデメリット
それなりに使い勝手が向上するオートリベートサービスですが、実は海外FX特有のデメリットがあり、使うかどうかは難しいところです。
考えられるデメリットとして大きなものは次の2つです。
①XMの口座からの出金に手数料がかかること
XMの口座から利益分を出金しようとすると、銀行間送金しか使えませんので、その都度3,000円弱の手数料がかかってしまいます。
しかしTariTaliからのキャッシュバックならば、手数料なしで指定の銀行口座に振り込まれますので、キャッシュバックという形で出金しているのと同じになります。
キャッシュバック分を口座に戻している人には便利なオートリベートですが、キャッシュバック分を収益の一部としている人にとっては現状のままの方が断然お得となります。
②口座破綻した場合にキャッシュバック分も一緒になくなってしまう
XMなどの海外口座では「0カット」という、大きな損が出て、マイナス残高になっても追証は求められないというサービスがあります。
しかし、この場合でも口座残高にある分は当然なくなってしまいますので、キャッシュバック分が口座残高に反映されていると、それも損失として差し引かれてしまいます。
オートリベートサービスを使わずにリベートがTariTaliにわたっていると、もはや口座残高とは関係ありませんので、その分は助かって、口座が破綻していても、自分のお金として振り込まれます。
0カットという海外FX特有の有難いサービスを前提にすると「口座には最低限の残高しか置かない」というのは非常に合理的な選択となりますので、オートリベートにして口座残高を増やすのは、あまり得ではないような気がします。
オートリベートサービスを使う必要性
このようにメリット・デメリットがありますが、運用面だけ見ますとどちらも大きな理由になるほどのものではないと考えます。
これだけですと「キャッシュバックによる振り込みを自分で口座に振り込んでいる人」以外は使う必要性は薄いなというのが結論です。
なお現在80%のキャッシュバックを受けている人は、オートリベートに変更することでキャッシュバック率が90%にアップしますので、手続きは変わらずにもらわずに金額だけ増えることになるので大いにメリットがあります。
これを機に変更するのは良い考えかと思います。
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