iFOREX(アイフォレックス)は、盛衰の激しい海外FX業界の中では老舗のブローカーで、1996年創業から20年を超す運営実績があります。
追証なし・0カットシステム・証拠金維持率0%と少額資金で大きな勝負ができるため、「一発狙い」のトレーダーを多く輩出してきた業者です。
近年では多くの海外FX業者が日本市場に参入し、その影はかなり薄くなって来てはいますが、今もなお、多くの日本人トレーダーに愛用されている業者です。
そんなiFOREXですが、私はこれまでの評判とは裏腹に「堅実なトレード」にこそ向いている業者なのではないかと思っています。
その理由をここで説明したいと思います。
iFOREXは年利3%が有効保有額に対して付く
iFOREXでは、初回入金後口座の有効保有額が1000ドル以上であれば、有効保有額に対して3%固定利息を受け取ることができます。
この利息は日割り計算されて毎月口座に振り込まれます。
ハイレバで億狙いのイメージのあるiFOREXですが、現在の一番のメリットはここにあります。
この低金利の世の中で、何せ黙って金利3%がもらえるのですから、これほど美味しい話はありません。
ただし30日間取引(入金、取引の注文/決済、未決済取引の維持)をしていない口座には適用されませんので、何らかの取引はする必要があります。
そういう点で「堅実で負けない」トレードをし続けていれば、口座残高の3%が定期預金のように利息を生み続けて行ってくれます。
iFOREXスプレッドも狭い
ハイレバで無茶な取引をするイメージのあるiFOREXですので、当然スプレッドは広いのだろうというイメージがありますがそんな事はありません。
以前は非常に広かった事は事実ですが、2018年にスプレッドの見直しが行われ、とても優秀な水準に改正されています。
主要通貨間で半分、AUD/USDでは何と1/4になりました。
海外FXとしての「先行者利得」で広いスプレッドでも顧客を獲得できてきたiFOREXですが、競合相手が続々出てきて、さすがに見直ざるを得なくなったということでしょうか。
日本のFX会社に比べれば、まだまだ広いですが、このスプレッドには「追証なし・0カットシステム・証拠金維持率0%」の費用が含まれていますから、断然お得な水準かと思います。
同じ海外FXのXMとの比較は以下のとおりです。
XMも「追証なし・0カットシステム採用」の海外FXですが、iFOREXの方が狭いスプレッドでトレードが可能です。
初回入金に対し「100%入金ボーナス」
iFOREXでは初回の入金に対し
・1,000ドルまで100%
・1,000ドル以上最大20,000ドルまで40%のボーナス(トレーディングチケット)
がもらえます。
このボーナスは証拠金維持率の計算に使える「本物のボーナス」(強制ロスカットにならない証拠金として使える)ですから。大変価値があります。
ボーナスで有名なXMでも100%ボーナスは500ドルまでですし、それ以上は20%が5,000ドルまでですから、非常に高い水準です。
確かにGemforexやLAND FXはそれ以上の100%ボーナスを出してはいますが、信頼性という点で今一つですので、私は使っていません。
そのあたりの「総合力」から見てもiFOREXは優れていると考えています。
MT4を使えないのが難点だが
そんなiFOREXの難点は「MT4が使えない」ということです。
そもそもDD方式ですので、EAを使ったシステムトレードには向いてないと考えられます。
しかし手動で注文を出す限り、iFOREXのプラットフォームはよくできていて、とても使いやすいです。
日本のFX業者を使っている人には、感覚的になじみやすいかと思います。
100%ボーナスで証拠金を増強しつつ、金利3%を貰うことを主眼として、まったりと裁量取引をするというのが、今のiFOREXの賢い使い方ではないかと思いますし、派手さはありませんが、かなりの確率で勝てるトレードができる環境ではないかと考えます。