わたしはメインの口座にXMを使っていますが、初めのうちは「どの口座をどう申し込んだら良いか」わからずに困ったことがありました。
同じように思っている方もいるかと思います。わかりやすく解説したいと思います。
まずは結論から
(1)スキャルピング系EAを使う場合
・XM ZERO口座の使用をおすすめします。
・特にスキャルピング系EAはいかにロスカットライン触れないかが勝負です。スプレッドの狭いZERO口座の使用は絶対です。
・ZERO口座は直接申込でもIB経由申込でも入金・取引ボーナスはもらえません。
・したがってキャッシュバックをもらえるIB経由の方が得かと思います。
・IBはXMZERO口座でキャッシュバック率最高のTariTaliをおすすめします。
(2)ナンピン・マーチンゲール系のEAを使う場合
・ナンピン・マーチンゲール系のEAのように含み損を抱えているときにポジションサイズが大きくなるEAでは、より小さい単位での売買が安全です。
・マイクロ口座をIB経由でなく開設すると500ドルまでは100%、それ以上は5,000ドルまで20%の入金ボーナスが貰えます。
・ボーナスは現金化することはできませんが、取引の証拠金として使えますので、ポジションサイズが大きくなるナンピン・マーチンゲール系のEAの場合にとても使い出があります。
・IBを経由してしまいますと、この入金ボーナスはもらえませんので、くれぐれも直接申し込むようにしてください。⇒ XM への直接申し込みはこちら
(3) スウィング系のEAを使う場合
・スタンダード口座またはZERO口座はお好みでお使いください。
・スタンダード口座の場合はキャッシュバックを貰わずに直接申し込みをして入金ボーナスをもらうことも可能です。
・ZERO口座の場合はどちらにしろ入金ボーナスはありませんのでIB経由をおすすめします。
「0カット・追証なし」は素晴らしいサービス
XMは海外FX業者の中では「大手」で「サポートも充実」しています。
XMを含む海外FXの最大の魅力は「0カット」です。「0カット」とは、相場が急に変動して口座残高がマイナスになっても「追証」を求められないということです。残高のマイナスはすぐに0にリセットされます。
よくFXで借金を作ったという話を聞きますが、そのほとんどは「追証」が原因ですから、その心配から解放されるというのは顧客にとって非常に大きなメリットです。
特にEAを使って売買をする場合、常に「EAの誤作動」というリスクはありえますので、これがあるとないとでは安心感に雲泥の差があります。
なぜ金融庁はレバレッジ規制ばかりやろうとして、こちらの「0カット」を推し進めないか不思議です。顧客保護という観点ならば、こちらの方が全然上でしょう。
XMは、かのスイスフランショックの時でも「0カット」を守って顧客に追証を求めませんでした。「信頼性」は非常に高いものと考えています。
また約定の際のスリップもほとんどありません。相場が急変したときに約定できないというリスクの最低限ですので、これも安心材料です。
XM口座は3種類
XMの口座の種類としては3種類あります。
スタンダード口座
1lot=10万通貨単位:0.01lot=1000通貨単位から取引可
取引手数料なし、スプレッドは普通
ZERO口座
1lot=10万通貨単位:0.01lot=1000通貨単位から取引可
取引手数料あり、スプレッドせまい(最低0)
マイクロ口座
1lot=1000通貨単位:0.01lot=10通貨単位から取引可
取引手数料なし、スプレッドは普通
スタンダード口座はいわゆる「普通の口座」ですので、あまり説明は不要かと思います。
XMで特徴的なのはZERO口座とマイクロ口座ですので、以下で詳しく説明します。
スキャルピングでZERO口座を使う理由
ZERO口座では「スプレッドが狭い」代わりに取引ごとに手数料を取られます。手数料をスプレッドに含めずに「外出し」している形です。
結局の取引のコストはあまり変わらないと思われるかもしれませんが、ここには致命的な違いがあります。
FX取引では指値・逆指値などをたくさん使います。スプレッドがあるとその値に達するのが遅くなったり、そもそも達しないこともあります。
せっかくTP値に達して「勝ち」取引になるところ、スプレッドのためにギリギリ届かずにそのまま取引が続き、反対にロスカットに追い込まれるケースがないとも限りません。反対に負け方向に振られたときにロスカットラインに触れなければ、そこから反転して大きく勝てたところが、触れてしまってその場で取引が終わってしまい負けが確定してしまう場合もあります。
特に「利小損大」のスキャルピング系EAの場合は、高い勝率が前提ですので、1回の負けが損益に大きな影響を与えます。
わたしの「一本勝ち」や「Color Of Your Life V2」が公式のフォワードとりも抜群に成績が良いのはその影響かと思われます。
マイクロ口座はナンピン系EAで威力発揮
マイクロ口座はXM独自のサービスで最低で10通貨単位から取引できるサービスです。わたしはこの口座で「壱万拳」と「SHEEP6」などのナンピン系のEAを運用していました。
ナンピン系のEAはほぼ勝率100%の見返りに1度負けたら「破綻」が前提です。ですからいかに口座破綻せずに生き続けられるかが勝負の分かれ目となります。
ですからlotを小さくして運用し、相場が反対方向に行っても「どこまででも頑張る」ことが重要です。
最低10通貨単位で売買できるマイクロ口座はナンピン系のEAには欠かせません。
キャッシュバック業者とボーナスの関係
XMのボーナスには「入金ボーナス」と「取引ボーナス」の2種類があり、これが分かりづらくなっている原因の一つと思われます。
「入金ボーナス」「取引ボーナス」ともにスタンダード口座、マイクロ口座のみが対象でZERO口座は両方とも対象外です。
またTariTaliやFinalCashbackのようなキャッシュバック業者経由での申込みの場合は「入金ボーナス」についても対象外となります。(「取引ボーナス」は受け取れます。)
表に整理すると以下のようになります。
直接申込 | IB(TariTali)経由 | |
---|---|---|
スタンダード口座 | 入ボあり・取ボあり | 入ボなし・取ボあり |
マイクロ口座 | 入ボあり・取ボあり | 入ボなし・取ボあり |
ZERO口座 | 入ボなし・取ボなし | 入ボなし・取ボなし |
なおZERO口座でキャッシュバックしてくれる業者は多くはないですが、バック率を見るとTariTaliが圧倒的ですのでおすすめです。